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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!のxxxxxxxxのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になってた作品。

久しぶりに大当たり映画に出会った
この感動を広めたすぎる。
そして映画好きの人とこの作品について語りたい!

実話を元にした作品で
初めて観るタイプの映画だった。
自分でもココで⁉︎というタイミングで何度も鳥肌が立った。

アンドリューガーフィールド主演

30歳を目前にしたミュージカル作家を目指す青年の、頭の中で鳴り止まないチックタックという時計の音と時間との葛藤、恋人や友情と創作との葛藤を描いた作品。

アンドリューガーフィールドと言えば、ソーシャルネットワーク、アメイジングスパイダーマンでイケメン俳優っていうイメージだったけど

アンドリューガーフィールドの新たな一面を見れる映画だった。

豊かな表情と表現
歌唱力
ちょっとしたダンスシーンのしなやかな動き
ピアノも自分で弾いてた?のかな?

スパイダーマンNWHで見た時はちょっと劣化したなっていう印象だったけど、もうこっちの路線で今後は行って欲しいくらい良い演技だった。

歌声も良いし、
へべれけで歌ってるシーンが最高に良かった。

私はあまり映画とかで感情移入するタイプではないのだけど、この作品では

仕事である作曲をしなくてはならないのに時間が刻一刻と迫っている中
恋人と話す時間や
親友と話す時間
病床に伏す同僚のお見舞いに行く時間の折り合いのつけ方に葛藤する姿とか、
恋人との別れや
親友との喧嘩
いつまで経っても出来上がらない曲に焦り絶望する主人公みて

珍しく自分でも葛藤や焦りを感じて
「頑張れー!」って気持ちで観ていた。

作品の試写会が大成功したけど、落胆して、エージェントからのアドバイスの言葉の重さとか

別れた彼女のためにいつも空けてある埋まることのない予約席

HIVが流行ってる時代背景だったのだけど、親友との仲直りの瞬間とか

新曲を閃いた瞬間とか

「元」彼女からの誕生日プレゼントとか

ブロードウェイで彼の作品が上映され続けたときにはもう彼がこの世に居ないってのがもうもの凄い胸熱でした。

それぞれのキャストの細かい表情も凄く良かったし。

歌と語りと普通の演技シーンのバランスが良くて
映画全体の構成や演出、映像の撮り方、セリフの掛け合い、歌の盛り上げ方も本当に最高だった。

1時間55分の作品だったけど、一瞬も飽きる事なく
最後までのめり込んだ。

エンドロールで流れる本人映像も胸熱で涙が流れた。

比較的近しい要素のある映画として、グレイテストショーマンとボヘミアンラプソディ挙げられるけど、
(比較すべき対象ではないのは重々承知)
グレイテストショーマンは素晴らしいショーを構築するまでの苦悩やら葛藤やらが足りず物足りなかったけど、本作品はそこがしっかり描かれてて感情移入出来た。
ボヘミアンラプソディはHIVが流行ってる時代背景や、実話に基づいた作品という点で比較すると、曲を作り上げるまでの苦悩の描き方が全く異なるし、HIVを問題視する重さも違った。
ボヘミアンラプソディも最後の本人映像も鳥肌が立ったけど、本作品は鳥肌の質や持続時間が全然違った。
あくまで、個人的感想だけど。

凄く集中してのめり込んだし興奮が冷め止まない。

最後を飾るラストのセリフも
あぁ、20代が終わったのだなとジーンと来た。

映画好きなNetflixユーザーは是非観て欲しい、切実に。

めちゃくちゃ良い映画だった!!!!!!


強いて悪い点をあげるなら、電気が止まった後に何で電話使えるんだろ?という疑問が残ったくらいかな。
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