凄く良かった！
ジョナサン・ラーソンの作品は『RENT』しか見た事ないけど、彼や彼の仲間達の生い立ちがあったからこそ出来上がった作品だという事をしみじみ実感出来たからというのもあるし、ジョナサンを演じたアンドリュー・ガーフィールドの、何かにロックオンしたら周りが見えなくなって集中力を発揮する鉄板の演技が役に凄くマッチしているのも然ることながら、歌唱力が本当に素晴らしすぎて！歌い上げるというというより、感情がそのまま歌になってる口から飛び出てる感じで、ジョナサンの喜怒哀楽がビシバシ胸に響いて感動するしかない！
話も、ジョナサンの体験談を元に作られたの舞台版の脚本を軸に、ジョナサンの実体験を描いているから、30歳を目前にして何かを成し遂げなくては!!という焦燥感に駆られる気持ちと、渾身の想いを込めて作った作品が世間的に空回りしてしまった虚しさを戯曲として見事に落とし込んだ内容が、今作によってより一層現実はシビアだけど、夢に向かって突き進んでいく姿は更にきらめいて見えて、映画だからこそ出来る秀逸な演出だったなあとしみじみした。
