開始数分、「あれ?違う劇場入っちゃったかな?」と一瞬錯覚した。
海やプール、高校の部活動に恋と夏らしさがぎっしり詰まった一本でした。
そして、トヨエツのブーメランビキニ姿が観られる貴重な作品。
美波の本当の父親を探す旅、そして再会っていう一見堅めのテーマなのかなって思ってたら、良い意味で気の抜けた、緊張した場面を一瞬で弛緩させる台詞回しや、登場人物たちの動きで、最後まで楽しく観られる作品だった。
特に美波の家族たちのキャラクターがとても良くて、ユーモア溢れる暖かい家庭って感じが観ていてとても微笑ましかった。
特に最後の美波と母親のやり取りには、思わずホロッとさせられた。
小麦色に焼けた、丸顔ショートカットの上白石萌歌さんがとても夏のイメージに合ってるとも感じた。