『女王イメルダ−政界の果てしない闇−』という邦題で配信中のドキュメンタリー。
かつてのフィリピン大統領、マルコスの妻で未だ存命中のイメルダ・マルコスのインタビューを中心にかつての政策、アキノ夫妻との関係、そして現在のマルコス一家の復権までを描いた作品。
イメルダとそれの対抗勢力の両面から迫るのはフェアで良かったと思うがドキュメンタリー映画としての出来はまあ普通かな。
全部が全部イメルダが悪いわけではないと思うし訴訟の中にもデタラメはあっただろうとは思う。ただ現金を配り歩く下品な振る舞いや島の住民を追い出してアフリカから動物を連れて来たりする異常な美への執着にはやはり引いてしまう。
国民に美しいものをみせないと言うけれど国民にはそんなもの微塵も役に立たないんだよね。