こう

ロード・インフェルノのこうのレビュー・感想・評価

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)
3.0
父親の誕生日を祝うため、ハンス一家は車で実家に向かっていたが、出発が予定より遅れ、到着時刻の遅れを取り戻すため、制限速度以上で走っていた。
そんな中、制限速度を守る白いバンに遭遇し、先を急ぐあまりあおり運転をしてしまう。
そのバンを一度抜かしたものの、その相手が執拗に追ってくる。なんと決して抜かしてはいけないサイコパスだった。

本作を鑑賞する前は、スピルバーグの「激突」の作品だと思ったのですが、サイコパス役は普通に顔も出てくるし、車で追うだけではなく、車から降りて攻撃もしてくるので、犯人から逃げる、というところにフォーカスしている印象です。

主人公であるハンスがずっとイライラしていて、それがあおり運転につながるのですが、観ている方としてはそんなに怒らなくても、と思わずにはいられませんでした。。。

その妻もサイコパスから逃げる際の運転があまりにも荒すぎて、ミニバンなのに動きがラリーカーのようでした笑(緊張感を持たせるシーンだと思うのですが、笑ってしまうくらい運転が荒いんです)
特に住宅街の道路にある段差で車がジャンプしてバンパーが破損したり、マフラーが取れてしまったするシーンは不覚にも笑ってしまいました。

また、最後はいろんな意味できっちり終わるので、後味は悪いですが、観ている人の想像にお任せします、ではない点は良かったです。音での表現は、うまい手法だなと思いました。

いずれにしても、焦って、イライラして、それを他人にぶつけるのは良くないです。
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