子どもたちをよろしくのえるるのネタバレレビュー・内容・結末

親になってはいけない人間がいる。最悪の親ガチャの話。作りは安い感じがするが何気に川瀬さん、村ジュン、有村さんと豪華な俳優が出ており、序盤からの胸糞の悪さをラストに向けてどんどん大きくなっていく感じ。

ヨウイチと姉ちゃん以外は基本的にクソ野郎だが、まぁそりゃそうだみたいな人も居る。
稔以外のクソガキ3人組→本当のイジメの主軸を握っているのはミサキちゃん。性悪なのにイジメ仲間にはモテる。こいつがイジメくだらないと言えば恐らく舎弟2人はいう事を聞くが性悪なのでノリノリ。
稔の母→男に依存する事でしか生きていく事ができずに男を取っ替え引っ換え言いなり。
稔の父→アル中DV野郎。姉ちゃんに性的虐待あり。株や投資で失敗。一応パリッとスーツ着て働いてる。
稔の姉→最初はデリドラのヨウイチの父に当たり散らすが外ズラがいい。嫌な女かと思いきや1番の苦労人。家計のためにデリ嬢をやり稔のためを思ってくれる。今の父以外の母の男にも強姦されていた。
ヨウイチの父→この映画の悪の根源。デリドラの仕事。職場に借金300万、パチンカス、その酒とタバコ買う金あるならガス代払えよ。スナックの女に金落とすなら電気代払えよ。など救いようの無いカス。お前が少しでもヨウイチに金使ってればこうはならん。馬鹿に付け込まれる隙をヨウイチに無理強いしてる。
稔→父殺そうとナイフチラッと持ってるだけでいつでもヤレる気になってるお子様。姉ちゃんにチラっさせる厨二。イジメに加担しているが自分の家庭環境によって心境が変化しヨウイチに優しくしたり八つ当たりしたりと中学生っぽいと言えばそうだが、最後のストライク続きのガラス割りがヨウイチにトドメを刺した事は間違い無い。

父ちゃんが糞過ぎてヨウイチが大人しく育ってるのが逆に凄い。グレる方が幸せな事もある様な気すらして来る。
明らかに金がない父ちゃんに枕するスナックの女の仕事できなさと容認するママの手腕の無さ。
デリ社長は酷い様に見えるがあの頻度で金借りてたら300すぐ行きそうだし、むしろ闇金より全然優しい利子の感じがする。
姉ちゃんが何かとお父さんが可哀想と発言し家を出ない事からお父さんの事は好きなのだろうなと思ったが最後駆け落ち。駆け落ちするなら家売れ。もしやあの家賃貸？まぁこの2人はあの家の働き手なので先の心配はない。稔母と稔。稔が今度はヨウイチ側になるのだろう。
ヨウイチが可哀想。中学生というのは中々自分から児童相談所から保護施設に行きたいと思えないし言えない年齢ではある。ヨウイチ、スマホないから調べられないし。母ちゃん待ってる純粋さんだし。だからこそ学校やご近所からの通報は必要だ。

エンディングの記者会見と学校の事情聴取っぽい所で、全員がこちらの思った通りの糞発言をするのが胸糞をMAXまで上げてくる。稔の正直もこの偽善者が！と思わせそれは隠蔽され、学校でイジメはなかったと発表されるだろうと思わせる感じ。

永遠に暗く胸糞悪い話なので好き嫌いは別れるし嫌いな人の方が多いのかも。幸せな人は見ない方が良いです。