バビロンの千里のネタバレレビュー・内容・結末

マーゴット・ロビー出演作ということで鑑賞。ハリウッドと映画界の時代の移り変わりによって人生を狂わされる3人の人物の物語。

無声映画の時代から発声映画の時代の移り変わりって、昔の映画を観ても昔は白黒で声も入ってなかったんだなーくらいにしか思ってなかったけど、実際にはそれまでと映画の撮影の仕方が変わり、当時のスタッフや役者がどれだけ苦労していたのかについて学べた点は収穫(実際もこうだったのかは分からないけど)だった。

時代の移り変わり、求められるものの移り変わり、立場の違い、理解者のいない界隈。様々な要因で追い詰められていくハリウッドの人たち。ジャックもネリーも、死ぬ間際にジャックは字幕の人と、ネリーはマニーとの僅かな会話の一時が一番幸せそうに見えたのがなんとも切ない。こういう時代があって今のハリウッドがあるんだね。