『映画は大衆のためのアートであり、教育を受けられなかった者の味方でもある』
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サイレントからトーキーへ。時代が動き始めた黎明期のハリウッドでゲロ糞尿すら煌めかせるが如く奇しくも豪華絢爛のパーティで映画への夢追い人達がスターダムへのチケットを求め蠢く。業界の栄枯盛衰に光と影、人生の浮き沈みを撮らえながらチャゼル監督らしい銀幕に惹きつける魅惑の映像群にリッチ感を彩色し、暴力的なまでのインパクトで物語る。
華を放つスター達と稀代のフィルムメーカーとして勝ち得た溢れる資金によるビックパジェットムービーでありながら、より遠くへより大衆へと届きやすいエンディングではなく、シネフィル達の胸を撃ち鳴らすが如くパーソナルなラストに監督らしさが滲み出ている。
アホっぽい役のブラピは相変わらず最高であり、パンチラ炸裂させながらも素晴らしい演技を爆発させるマーゴットの強さと眩しさよ。B面サイドを担ったマグワイアの微妙なキャラクター、、堅実な演技で仕上がり具合を魅せるレッチリのフリーが出てきて思わずひっくり返ったな笑
そしてジャスティン・ハーウィッツの心を揺らす旋律の優雅さと繊細な調べの美しさ...
でもここまでの大作に仕上げているのなら大衆の心を揺さぶるわかりやすいフィニッシュで仕上げてくれたらより良かったのになーなんて思っちゃったりもするのだよね。。
シネマティックにエログロ見目麗しい贅沢な作品よね！
楽しませて頂きました！！
