今年暫定1番です。
デイミアン・チャゼルのある種集大成として、それから何より最高の映画体験としてこの作品に感謝の意を込めて。
はじめてのDolby cinema体験。
尚本作においては、Dolby一択じゃないですか。知らんけど。
圧倒的ですよ。えげつない。
映画好きが、映画を好きなワケ。
単純な映像の連続が、なぜそこまで人を魅了するのか。
なぜそこまでに鼓舞させるのか。
見事に映像化されています。
阿鼻叫喚の情熱が焼き付けられています。
大きな大河を渡るような心得で、人々の醜くも儚く、美しい栄枯盛衰には思わず感涙しちゃう。
ハリウッドという大きく果てしない歴史を体系的に、叙情的に丁寧に。
ここまで映画愛に溢れた作品を見せられるとこっちはもう白旗あげるしか術ありません。
愛がより深まる一本。あっぱれ。