なかなかぶっ飛んでましたねー!
1920年代ハリウッドの煌びやかな世界と、その裏側の混沌!まさに酒池肉林と言うべきパーティーのシーンは圧倒的なパワーに満ち溢れていました。あまりにも下品で笑っちゃいましたね…!
本作はサイレント映画からトーキー映画への転換期にスポットが当てられています。
また、主にその転換に順応出来なかった人たちを描いています。栄枯盛衰ですね〜
「雨に唄えば」のB面的な?めちゃくちゃ汚物でまみれていましたが…
賛否しっかり分かれると思いました。
全編パワフルで3時間を長く感じなかったけど、中身が無かったと言えばそうだし、何より下品なので、そういうノリが苦手な人は合わないかもしれません。
散々馬鹿やった後のラストシーンが映画オタクに媚びてて嫌いじゃなかった。むしろ好き。でも、個人的にはもっとフィルム映画へのリスペクトを観たかったし、どうせならもっと下品な悪ノリを極めて欲しかった感もありました。
デイミアン・チャゼル監督ですよ。
「ラ・ラ・ランド」の華やかな衣装や、「セッション」の熱狂を音楽で加速させる演出など、監督の色が割と濃く出てるなぁと感じました!
この監督の作品が好きなら、きっと本作も好き。
キャラクターや時代設定など、「雨に唄えば」からの引用が結構あると思うので、予習していくとより楽しめるはず。
狂気の果てにある最大風速が凄いので、純粋に映画の興奮体験を体現してると僕は思います!好きですね!