ミルトン

バビロンのミルトンのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.8
デイミアンチャゼル映画の音楽に浸れた余韻と、自分にとっての「映画」はこういうものなんだぜという力強さを感じられる映画。「セッション」「ラ・ラ・ランド」ほど単純で分かりやすい映画構造ではなかったけれど、夢を追う人々を様々な視点で描く面白さは観ていて飽きない。
ブラックな描写はそれとしてあるだけ、としても感じられるし、「ワンスアポンアタイムインハリウッド」的なジョークにまでは消化せずあと気味の悪い感覚がどちらかと言えば勝ってしまったので、そこには何か意図があったのかなーと思ったり思わなかったり。自分も人生と映画を重ねられるだろうか。
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