アイガーサンクション

バビロンのアイガーサンクションのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.2
サイレントからトーキーに移行する時代を描いた、映画の大河ドラマとして至福の3時間を味わい尽くしたと言っていい。
興行と批評ともに芳しくないのが、暗喩的に感じてしまうほど映画の持つ非喜劇性と魅惑に満ち溢れています。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の前時代の話に、プラッド・ピットとマーゴット・ロビーが出ているのもまた因果的に感じる。

音楽も素晴らしい。特にメインテーマのアレンジ。

批判されてしまうのは、映画愛が溢れすぎているが故に、他者を分断的に描き過ぎているからだろうか。