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分かってはいても面白かった。
兄と思ってる弟との関係がのちのち生きてくるのに分かってはいても泣けた。
山田孝之は、『フュリオサ』のジャックみたいなルックスだけど、よく逃げる役というのも良かった。>>続きを読む
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結局のところ、ジャックデルロイだけが催眠から解けず、ゲストらを殺したって話だよね。
そのあたりのかいしゃくを如何様にも取れるようにしてあるとも言えるか。
なかなか楽しかった。
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途中から目が離せなかった。
タイムリープものとして面白かったが、
パリスの彼女と、エリーの母親が同一人物であることを違う女優にしているのが叙述トリック的でズルいというか分りにくいのだが、
観ているとき>>続きを読む
重い設定だが綺麗ごとにおさまらない、恋愛というか人間模様が好感持てた。
説明くさくない編集、脚本も良かった。
妻夫木は真っ直ぐに見えてそうでないキャラが若い時から非常に似合う。
中盤まで展開がやや弛みがあったが、途中から目が離せない展開に。前半表と、後半のその裏の話が絡み合っていくので面白い。
ラストは既視感ある中での逆転技なので楽しめた。
掛け値なしに一級品のエンターテインメント作品で、ハリウッドにも劣らないと言ったら言い過ぎか。爆発描写のCGの甘さ以外は、脚本が特に素晴らしく一息もつかせず飽きさせない展開と台詞の上手さ、伏線回収の巧み>>続きを読む
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思いのほか良かった。
ホラーではあるが、恐怖ミステリーなテイストで今までの清水崇作品への目配せもありつつで楽しめた。
恐怖映画としての演出、つくりがやはり秀逸で飽きがなく観られたし最後のドンデンも素晴>>続きを読む
控え目に言っても、とても素敵な映画だった。
本質を探す旅であり、原作を踏襲しつつ映像によって具体化することによって、それが観る者に突きつけられる命題でもあり、過去の自分に出会ったかのような錯覚に陥る>>続きを読む
素晴らしかった。
スタンダードの画面に、パートナーを失った事により過食ではち切れんばかりの身体になり余命幾許もない男が、捨ててしまった娘の幸せを祈る姿にただただ涙する。
素晴らしかった。。演出、脚本、演技、編集、音楽の全てが。
泣いたから良い映画ではないのですが、二度ほど泣いてしまった。
演者全ての方のクオリティが高く、しかもナチュラルだった。
今のところ今年最高の邦>>続きを読む
思ったより観れた。
しっかり作ってあったというか。
でも泣けはしない。
伊藤健太郎が肩の力を抜けた演技が良かったかな。
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近年稀に見る質の高い時代劇。
惜しむらくはタイトルで筋が分かってしまうところだが、だからこそ安心して観られて良いのかもしれないが。
掛け軸を左門が譲ることと、
期せずとも親子を追い込んだ弥吉と、絹が祝>>続きを読む
残酷なシーンが少し辛かった。
話がシンプルとは言い難く、マッドマックス特有の緊張感が持続しない。
よく出来ていて、記憶喪失をモチーフにロマンチックな話に仕上げてる。
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なかなかの佳作。
コミュニケーションと音楽、
バンドとDTMを有機的に結びつけて描いてる青春群像。
編集がやや惜しい気がした。
潮とバンドの絡みの伏線を張っていないため、回想のバンド名由来シーンが活>>続きを読む
音楽の全くない二日間の会話劇を、群像劇として描いているのにあまり入り込めなかったが、チチとリンの関係推移が描かれたエレベーターの二つのシーンはとても映画的なカットで、沁みいるものがあった。
あと自然>>続きを読む
少し前の作品とは言え家族の描き方が古いので、違和感を感じる。
特に父親。
家族のドラマと言っても、変わらずの黒沢清節で、面白くはない。
一回では情報処理しきれない、というくらいもの凄い大作というか大河ドラマであった。
時間軸の交錯とか、カラーとモノクロを上手く使っていたし、ラストあたりの公聴会は圧巻だった。ロバート・ダウニー・Jrは怪>>続きを読む
思いのほか緩かったが、なかなかくっつかない二人のラブストーリーとして、秀逸な邦題と感じた。
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良い作品と思うが、どこか煮え切らなさを感じた。三部作の位置づけの中間だからなのか。ただ、STARWARSの『帝国の逆襲』は高揚感とドラマティックさが本作よりも高かった。カタルシスをどこで感じるかという>>続きを読む
OSとの恋愛について、斬新な設定とは思いつつあり得るとまでは思えなかった。妻との離婚でメンタルやられた男の心象風景と思えば分からないでもないが、実体のないものとの恋愛は妄想と紙一重で、クオリティは高い>>続きを読む
時間軸の交錯から、視点ごとに人が動いてゆくさまなどプロットが良く出来ている。
キャラクター一人ひとりがまた魅力的。
原作未読だが、黒沢清風味が遺憾なく発揮されている。喪失の心象風景を描いたファンタジーとも受け取れる。
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原作の印象からすると、綾野剛は最初違和感でしかなかったが慣れてくると徐々に中学生とのB L臭さと共に原作に近い感情を持てた。
最後の中学生の紅はもっと上手ければ余計に良かったが感情の沸点ではあった。不>>続きを読む
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生きづらさに苦しむ彼女彼らの厳しさをしっかり描かずに、周りの温かさをもって大丈夫だよと語るのは一つのやり方なのかもしれないが、現実の孤独感とはかけ離れているのではと思ってしまう。
観客の自己満足を誘発>>続きを読む
グラントリノになり得た作品だが惜しい。
役所広司演じる主人公は、、最後、、どうなるべきだったのか。。
素晴らしい映画体験だった。
トイレ清掃員の完璧な日常を淡々と描いているようで、その作業に没頭する日々のなかにおかしみや哀しみがあって、全く飽きなかった。役所演じる無口な平山の微笑みが効いている。また、>>続きを読む
本屋大賞受賞&成島出監督作。年末の試写で観た感動は言葉に尽くせません。物語の中に広がる“声なき声が届くように”というテーマに心打たれ、涙が止まらなかった。町田そのこの原作小説が、演者たちの演技・映像と>>続きを読む
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良く出来たホラー。
最後あたりはシックスセンスを思い起こした。
脚本がよく出来ていて、母親の死をトラウマとして抱えている主人公が、親友の家に依存してる感じが自然とドラマとして溶け込んでいるあたり上手い>>続きを読む
佳作だと思います。
役者の演技、音楽も良質だし、考えさせると言うか何かを感じさせる台詞といい、ある一定以上の質感を持った作品だと思う。
ただ、生きづらさの根幹として生まれ持った性癖が水フェチというの>>続きを読む
街を出ようとするヒロインが、主人公を売り出そうとする男と寝てしまうのがハリウッドぽくなくて驚きだった。
浮気したヒロインは、彼とエールを送り合ってる関係とも言えるのか、お互いの道をゆく同志とも呼べる>>続きを読む