エジャ丼

バビロンのエジャ丼のレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.3
「夢をつかむ覚悟はあるのか」

1920年代のハリウッド。新人女優のネリー・ラロイと、映画制作を志すマニー・トレスは、とあるパーティで知り合い意気投合する。その後ネリーはスターへの階段を順調に登り始め、マニーもサイレント映画の大スタージャック・コンラッドの助手として働き始める。

こういう長尺の群像劇、めちゃくちゃ好き。下品とか意味わからないとか、言われてるけど、確かにそう。下品で汚くて、最低なところばかりだが、画面越しに伝わるその汗臭さが好みだった。

どれだけ人々を魅了し、憧れとなるものだったとしても、その裏には、必死にもがき、貪欲に食らいついてきた者たちの姿があり、その汗と涙の結晶がこの作品では映画と呼ばれるエンターテイメントだった。上等じゃあないですか。

俺も映画業界目指したい。