エジャ丼

マッドマックス2のエジャ丼のレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
3.6
「さらに凄味をましてマックスはいま、荒野の狼になった!」

二大国間により勃発した世界大戦により、世界は石油を渇望した暴走族が蔓延る荒廃した砂漠へと変貌してしまった。生きる希望を見失ったマックスは荒野を彷徨っていたが、石油精製所とヒューマンガス率いる暴走族との抗争に身を投じていく。

前作もそれなりのカーアクションが見せ場だったが、それが霞んでしまうほどに今作は世界観が一変。いや、進化。コテコテの改造車とモヒカン頭、謎の露出の多い装いと、今となっては典型的となったいわゆる“世紀末”が舞台。どうやら北斗の拳のモチーフにされたのはこの二作目だったようだ。

設定もそうだが映画としてもアクション映画としての側面を全面的に押し出している。『怒りのデスロード』のエッセンスがようやくみられたように思える。それにしても、相変わらずマックスのセリフはめちゃくちゃ少ない。