ゆみモン

喜劇 命のお値段のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

喜劇 命のお値段(1971年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

シニカルなコメディ映画。公開当時世間を騒がせた、交通事故死者の増加(交通戦争)、医療制度に対する不信感や、食品公害を風刺している。
50年も前の作品だが(だからこそか?)、かなり痛烈な時事問題批判を描いている。コメディの形をとっているが、キャストは豪華だし、問題提起は鋭い。現代にも通じる点は多いと思う。
現代では、かえってここまでの描写はできないのではないか?
『幕末太陽傳』でも思ったが、フランキー堺は本当に凄い喜劇役者だ。面白かった。