このレビューはネタバレを含みます
妻に先立たれ、男でひとつで愛娘・美紀を育てる健一。営業部でも期待のトップセールスだったが、時短のできる総務部へ。プライドも捨て去り、ひたすらに美紀のために生きる毎日。
負けず嫌いで意地っ張りな美紀に妻にそっくりな舞と遊ばせてあげたり、どうにかして美紀の心の隙間を埋めてあげようとも努めた。
家庭とは、命のある場所。
亡くなってもそこに命はある。
死産したという奈々恵との出会い。
「会ってくれるか?」
「最後の練習、付き合ってくれる?」
バトンの練習は素敵なモチーフ。
「いいよ。お弁当のお礼も言いたいし」
もう10年。少しずつ、一歩ずつ、進んでいく。
「このとき思った。家庭とは変わり続ける場所なのだ」「笑顔工場」
奈々恵に会うも食べては戻して熱も出した美紀。
少しずつ壁ができる健一と美紀。
それでも、ステップバイステップで。
ケロ先生も素敵だったし、小学生美紀ちゃん役の子もよかったな。
「なんにもしない抱っこも子どもはうれしい」
「血こそ繋がってないが君は俺の息子だ」
「パパが泣いてどうすんのよ、ね、お母さん」