このレビューはネタバレを含みます
プランテーションで奴隷として労働するエデンは、どうにかして脱出しようと仲間と計画を企てる。現代では、有名なリベラル派の作家でテレビにも出演するヴェロニカは、新作発表を終え友人達とディナーを楽しんでいたが、思いもよらない事態に巻き込まれる、という話。
この2人の関係性を予想してたんですけど、子孫の血縁関係遡る系のSFかな〜?とか思ってたら見事に外れました。そもそも私の脳内では、現代で奴隷制なんてあるはずないと思い込んでいたので、凄く恥ずかしいですね。
差別に馴染みのない島国の日本人でも分かりやすく、尚且つ楽しめて勉強になる良い作品だと思います。特にホテルのフロントやディナーのシーンのあの感じは凄く不快ですね。たぶんアジア人にも同じ事されるんだろうな。