“老後2000万円問題”
その資金がないというから、まぁ大変。
そんな映画である。
だからと云って、説教じみたり、勉強してどうこうするもなく、むしろ一貫して和やかなコメディ作として十分楽しい。
松竹歌劇団出身の草笛と宝塚出身の天海の安定した芝居は勿論、個人的にはマムちゃんこと毒蝮三太夫が『バカヤロー!3へんな奴ら』(1990年)以来、“俳優として”出演していることが嬉しかった。
そのマムシさんが本作のインタビューで「楽しく長生きできないと長生きする価値がない」と語っていたが、これ即ち “価値ある長生きとは楽しくできるか否か” ということでもある。
筆者の本棚に並ぶマムシさんの著書「人生八十、寝てみて七日。」も今や“人生百”となり、人生100年時代へ―。
お金も大事だが、本作のような人との繋がりを大切に、楽しく生きたいものである。
56 2024