飯塚健監督、田中圭主演、実話を元にしたスポーツ映画。東宝配給。
スキージャンパーの西方仁也は1994年リレハンメル五輪の団体戦で日本代表を牽引するが惜しくも金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも腰の故障により代表を落選してしまう。
悔しさに打ちひしがれる中、競技前にジャンプ台に危険がないかを確認するテストジャンパーとして長野五輪への参加を依頼された。
彼は、裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、それぞれの思いを抱えて集まったテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして五輪本番、1本目のジャンプを失敗した日本が逆転を狙う中、猛吹雪によって競技が中断。審判員たちは「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技を再開する」という判断を下し、日本の金メダルへの道は西方をはじめとしたテストジャンパーたちに託されることになる・・・。
【キャスト】
田中圭:西方仁也
土屋太鳳:西方幸枝
山田裕貴:高橋竜二
眞栄田郷敦:南川崇
小坂菜緒:小林賀子
落合モトキ:葛西紀明
濱津隆之:原田雅彦
古田新太:神崎幸一
大友律:岡部孝明
狩野健斗:船木和義
山田英彦:斉藤浩哉
加藤斗真:西方慎護
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この作品は栄光と挫折を見事に映像化した隠れた感動作でした。
西方仁也演じる田中圭を主人公にしたのが良く、テストジャンパーにフォーカスした事で、実際のオリンピックのシーンがコンパクトにまとめる事ができています。
原田雅彦、船木和義、葛西紀明がめちゃくちゃ似ていました。
特に原田雅彦演じた濱津隆之が素晴らしく、リレハンメルの失敗ジャンプの時から涙無しでは観れませんでした。長野で雪辱を誓っているにも関わらず1本目にまたしても失敗ジャンプをしたにも関わらず、やっちゃいましたよと言える原田雅彦の人柄が伝わってきてました。船木和義の着地した時の観客に指を指すシーンは、記憶が蘇ってきて印象的です。レジェンドと呼ばれる葛西紀明は髪型はそのままだと思ってしまいました。
古田新太がテストジャンパーに飲むなよと言ったにも関わらず、田中圭、山田裕貴、眞栄田郷敦が同部屋でいきなり飲み過ぎだろと突っ込んでしまいました。古田新太のウイスキーにウーロン茶を入れられて吐き出すシーンは面白過ぎます。しかもラストのテストジャンプ前の1番大事な時に、俺のウイスキー飲んだだろと、まさに今聞くと同じ事を思っていました。
長野五輪のスキージャンプ団体の金メダルの感動が味わえる作品でオススメです。