中学三年生の宗教2世を描いたもの。高校進学を控えて、好きな人(先生)もいるし(岡田将生が演じる空っぽな人間はいつも最高だ)友達もいるし、自身の進路に迷うというのは、一般的な中3と変わらない。
小学生時代のちひろと友達の登下校から(面食いのエピソード)中学生になってまた2人で並んで登校してるシーンが良かった
また新興宗教描写は変な家庭という風には描かれてるけれど、笑えるという感じではなかった
サブエピソードが多く盛り込まれ、お姉ちゃんの不在や最後の星のシーンなど直接的には語っていないシーンも多い本作で、芦田愛菜の演技と存在感で中心の幹が成立していたような
ちひろ自身が言うように、宗教を信じてるかどうかはちひろ本人も分かってない
ただそういった環境にあっても親はいるし、友達はいるし、色んな人がいる
ラストシーンを見てミスチル脳の私はこの歌詞を思い出した
「消えかけの可能星を見つけに行こう どこかでまた迷うだろう でも今から遅くはない 新しい「欲しい」までもうすぐ」
(Mr.Children/Brand New Planet)