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星の子のayapanのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.7
宗教二世問題。

低体重で産まれ、病弱だった娘が心配で悩んでいた中、そんな両親に手を差し伸べてきたのが宗教だった。

特別な水と信じていつも飲まされていた水。
信じていたものが、だんだん崩れてきて、揺れる心情を演じる芦田愛菜がよかったな。

ちーちゃんの友達、なべちゃんも新村くんも偏見なく接する、程よい距離感。

緑のジャージで頭にのせたタオルに水を染み込ませる両親の姿を、友達の新村くんが「カッパかと思った」と、真面目に話す天然には思わず笑ったけど。

岡田将生は美しい顔とサイコパスなキレ方が絶妙でした。

ラストシーンの流れ星を家族3人で眺める姿は、両親の信じる宗教に対して葛藤し悩みながらも、やはり愛情をかけて育ててくれた家族を信じるちひろの気持ちが伝わった。

2024年47本目
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