hsk

星の子のhskのネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

難しかった。
既に生まれていたお姉ちゃんとは違って、そもそもこの宗教との出会いのきっかけはちひろが病気がちだったことだから、そこに引け目を感じてるのかなとおもった。両親のことが大好きだから、というのもあるだろうけど

ちひろが保健室で「水があるからわたしと両親は風邪を引かないんだよ、それでもやっぱりこれは風邪?」って聞くのが切ない。それからちひろは誰から噂を聞いても、「でもそれって噂でしょ?」と言う。他人から聞く情報は信ぴょう性がなければあくまで噂で、ちひろは信じない。そういうところからちひろは簡単に他人には影響されない、自分を持っている子なんだなと分かる。叔父さん家族との会話でも分かるけど、本当にちひろは本当のこと分かってるんだよね。それでも宗教の下に生きる両親のことを裏切ることをできないんだろうな。

ブチ切れる先生がめっちゃこわい。わかるけどそんなに急にめっちゃ怒らないでほしい。大好きな人に迷惑とか、怪しい水捨てろとか両親のことを不審者とか言われて苦しくてめっちゃ泣いてしまった。担任も友達も叔父さんも、厳しい言葉をかける時もあれば根は優しい人たちだったから、登場人物の中で先生だけが異常なほど宗教を嫌っていたから、それが恐怖を倍増させていた気がする。友達めちゃくちゃ良いやつだった

観賞後にいくつか調べて、誰を信じるか信じないか、誰に信じてほしいかがテーマだったんだなと分かった。
わたしは誰に信じてほしいかなあ
hsk

hsk