車椅子で歩くことができないジョゼと、メキシコの魚を見ることを夢見る恒夫の恋物語に、ほろほろと涙させられました。
歩くことができないジョゼが感じてきた障がい者であることの劣等感や、夢を見ることの難しさ、寂しさがよく描けていたと思います。
一方で、メキシコ語を学んで、何個もバイトを掛け持ちしてお金を貯めて留学を夢見る恒夫の凄さ、直向きさがよく描けていました。
対照的に思える二人が出会い、時にぶつかって、好きになるまでの流れが綺麗で、とても感動しました。
ジョゼや恒夫だけでなく、舞や隼人、花菜も良い人たちで、人に恵まれた話だったように思います。