RIO

セイント・モード/狂信のRIOのレビュー・感想・評価

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)
3.6
妄想が現実と乖離する

モードは自分を黄金の翼を持った神の使いと仕上げてました
求めてないのに強要で相手を迷える子羊とするウルトラスピ系

全く人の心に響くものを体現出来ないモード
ヘレン・ケラーのように全てにおいて閉ざされた存在
寄り添う気持ちを持っていた人は沢山いたのにモードが全てを遠ざけた 神様の声も自分の心の声でしかない
自分もスイッチは陥れば入ってしまう可能性があると感じさせる主人公の造形

だからあの最後は必然だと思った
もしも神様の声が本当に聞こえるなら
最も分かりにくい問いを与えられるような気がするな
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