ピンフまんがん

さよならテレビのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

さよならテレビ(2019年製作の映画)
3.9
この映画はもともとは東海テレビのテレビの内容だったのね。自社の人間が自社の内部の苦労を映したドキュメンタリー映画。でもかなり面白い内容だった。
「セシウムさん」ってここだったのか。この作品は3人にスポットを当てて展開されます。ジャーナリストの澤村さんに看板の福島キャスターに途中から来た渡邊クンの3人。なんか爽やかそうな雰囲気を前面に出すバラエティーって正直全然好きじゃないです。でも福島さんはジレンマを抱えていてそんな姿が描かれます。
さて、正直結論がやや甘い感じ増していますが、自分で「マスゴミ」っていうくらいだからネットとの軋轢を感じているのがよくわかる内容で、いろんな感想があるかと思うが、正直それが目的ってのもあるのでそれはそれでいいんじゃないか思う。ただ、弱者に優しいとか権力の監視って、胡散臭いにもほどがあるし、全然そうじゃないじゃないか!って言いたくはなりますし、いろいろ思うところはあります。この映画はそれでいいんじゃないでしょうか。
子供たちが見学ってありましたけど、そいや小学生の時、一度はテレビ局見学ってあったよね。福島キャスター、猫の殺処分を真剣に語ったのはちょっと見直したぞ。
あと渡邊クン、お金借りるならアイドルに使ったり煙草はやめたらどうなのよ。。。てか、君は地下アイドルに取材に行くとかしたらメチャいい記事書けそうなのに。。。

この映画を見たところで本当のテレビの闇は理解できないような構成は残念ですが。