ずっと観たかったドキュメンタリー、ポレポレ東中野のおかげでようやく観賞できました。
普段やってることを差し置いて、自分たちが取材されるということに対する嫌悪感を隠せない、映画冒頭の報道部の雰囲気だけで心を掴まれて、あとは最後までずっと面白かったです。
権力の監視者を標榜しつつ、日々視聴率とスポンサーに振り回されて世論に擦り寄る報道部と、いろいろな立場でその中を泳ぐ人々と、それを取材した映画に潜む編集意図や演出を露悪するドキュメンタリー制作部と、メタ構造が入り組み過ぎてて笑ってしまいます。
「何が撮りたいの？」と最初から最後まで取材対象に詰め寄られ続けて、結局何も言語化しないで投げ出してるわりに、これは客観でもないし現実でもないよと申し添える感じがメチャクチャでしたね。
個人的には超好きです。どうでもいいんですが、名古屋出身の自分にはなんの違和感もないんですが、登場人物たちの尾張訛りが他の地方の人にはノイズならないかしら、とか気になりました😇 懐かしかった。
