にっきい

鹿の王 ユナと約束の旅のにっきいのレビュー・感想・評価

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)
2.7
前歯が抜けてるユナの顔、可愛くない…。

日本のトップアニメーターの監督作とプロモーションしまくってた作品。
と言ってもボクは名前すら知らない人ですが。

犬の王vs鹿の王って話し。
これ最初は2020年に公開するはずだったそう。
でもコロナの流行で1年延期、2021年には公開2〜3日前になってからまたまた延期したんです。
勿論沢山の人に観てもらいたいってのは製作側としては分かるけど、公開直前に延期ってなんなん?
何か観る側の都合なんて考えてないみたいで、作品の出来とは関係無い部分で印象悪い。
2年も延期して結局まん延防止等重点措置が発出されてる時期に公開してるんだから…。
映画だって旬があると思うんです。
2年も延期する事で話題も薄くなり旬を逃しちゃってる気がしました。
ツオル帝国とアカファ王国の闘いは黒狼熱の蔓延で決着が付かないまま和平される。
一旦収束したかに思われた黒狼熱が再び猛威をふるいだし…、って話し。
主人公のヴァンは最強の騎士"独角"だったんですが、黒狼熱で妻と息子を亡くしてる。
そしてユナはどこからか拐われてきて、キ◯ガイ女が我が子だと思い育てられていたんだけど、その女もまた黒狼熱で死んでしまう。
そんな血の繋がらない2人が親子として旅をするロードムービー。
旅の目的が分からんけど。
黒狼熱が山犬?狼?の形を襲ってくるので、てっきり病気を可視化するためにやってるんだと思ってたら、本当に山犬に噛まれたら感染る狂犬病みたいな病気でした。
アカファ王国の民はかつては全員抗体を持っていて、陰で戦争の生物兵器として黒狼熱を使っていたので、ツオル帝国に抗体を持つヴァンを渡したくない。
って事で暗殺者を差し向ける。
ツオル帝国は治療法が知りたいから黒狼熱にかからないヴァンを調べたいので医師が追いかける。
と色々な思惑が交差して面白く出来そうなのに、イマイチ盛り上がりに欠ける。
鹿の王ヴァンは堤真一、医師を竹内涼真、暗殺者を杏さんと主要人物は全員プロの声優じゃない人に演じさせるのはダメですねぇ。
『百日紅』の時はそんなに違和感なかったけど、今作の杏さんはちょっと…。
そしてこれは竹内涼真さんが悪いわけではなく監督の演出の問題なんだけど、殆どをナレーションで説明させてストーリーを進めちゃう。
アニメなんだから絵で観せて伝わるようにしろよ。
アニメーターとしては実績充分でも初監督作品らしいから、この辺は下手なのか?

何時もは映画観に行く前日までにどれをどの順で観るか予定をたてるんですが、この日は全然予定立ててなくて観終わって次なに観ようか決めながらでした。
シネコンの館内放送で入場開始のアナウンスを聞きながら決めると言う荒技?w
でも手当たり次第ではなく、観る作品だけは決めてたんですけどね。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年2月5日
鑑賞回:13:55〜16:00
劇場名:MOVIX京都
座席情報:シアター④ P-14
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:114分
備考:リピーター割引
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