悲しみの癒し方は千差万別なので、主人公の行き着いた先を否定はしない。ただ、ひとえに娘の存在が無ければの話であるが。この物語では明らかに娘が犠牲になってしまっているからなぁ。たまに聞くが、子供よりも配偶者の方をより愛する人間が存在するらしい。死して尚だから余計始末が悪い。いつも寂しそうな目をしている娘がひたすら不憫で……。
と言うことで、男の愛を純愛やら究極の愛で片付けられない自分がいた。
でも、ラスト、ある意味突き抜けて行く男に救いを感じた。もしかして娘も報われたのかなぁ。もしそうなら良かったけど（飽くまでも娘目線）。
