ちゅにちゃん

ひとくずのちゅにちゃんのレビュー・感想・評価

ひとくず(2019年製作の映画)
3.5
虐待を受けて育った泥棒が空き巣先で虐待を受けている少女と偶然に出会い、心惹かれていくプロセスが興味深い。子どもには自分の環境を変える力はないが、周囲の大人が気付き、ほんの少しの思いやりで虐待の連鎖は止められる事を示す。児童虐待をテーマにした作品ではあるが、少女に関わりつつ、心に傷を受けた大人たちの再生の物語としても描かれている所が素晴らしい。