健一

プロミシング・ヤング・ウーマンの健一のレビュー・感想・評価

4.8
はい!今のところ暫定で本年度No. 1 です!

フォロワーさんのmarucoさんのレビューを読み 本作が先行上映していることを知り 本日鑑賞して来ました。
marucoさん!感謝します!
私の大好きなタイプの作品です。
鑑賞直後 スクリーンが真っ黒になった瞬間 スクリーンに向かって心の中で大声で叫びました。
『Fuck meーーーーーーー!』って😝(笑)。

本年度(2020年)のアカデミー賞にて 作品賞を含む5部門でノミネートされ 脚本賞を受賞。
こんな ぶっ飛んだ脚本にオスカーをあげるなんてアカデミー賞も懐が大きくなったものだ。

本作を鑑賞予定の方は なるべく予備知識なしで この恐ろしく素晴らしい作品に立ち向かって欲しい。
見せないうまさ、語らない上手さ。
彼女は何者なのか? この行動の結末は?
彼女が失ったものとは。得ようとしているものとは?
一線は越えているがサイコパスでもない。
何処にでもいる。こんな女性。
うん、なるほど! 近年稀に見るハイレベルな脚本だ!

この脚本を書いたのは本作で監督デビューも飾っている女優のエメラルド・フェネル。
なんとこの ブッとんだ作品を23日間で撮り終え しかも撮影中は妊娠7ヶ月だったという。
今回 監督賞にもノミネートされ まさに 第2の「ロスト・イン・トランスレーション」!
第2のソフィア・コッポラだ!

差別的な発言はあまりしたくないのだが、本作は絶対に男性の監督では作れない。
女性が心の奥に秘めている深い海の底のような心理を この作品で大爆発させている。
コーヒー☕️の中に◯◯を入れる発想は 男には出来ない😝。
今後の活躍にも大いに期待したい才女だ!

本作で2度目のアカデミー主演女優賞にノミネートされ 監督同様 その才能と築き上げて来たキャリアを存分に発揮させているキャリー・マリガン。
『オスカーはキャリーにあげたほうが良かったんじゃない?』と思わせるくらいの大怪演! 😵
現在36歳! 今までは弱々しい女性、男性主人公の添え物的な役柄ばかりな印象が強い彼女だが、この作品で演技の幅を大きく広げた。
キャリー・マリガンがこんな ぶっ飛びウーマン を力強く演じれるなんて。
ますますファンになった。

とにかく 何もかもが凄い作品!
こうゆう作品に出会うと『映画好き』で良かったと再確認させてくれる。

大傑作! ご堪能あれ。


2021年 7月12日 先行上映
TOHOシネマズ日比谷 screen 12
💺489席
客入り 80〜90人。

TOHO日比谷さん。いい加減もうロビーにフライヤー設置してよぉ。
本作のフライヤーがどうしても欲しくてTOHO日本橋まで 歩いてもらいにいったよ。
もう汗だく💦。😝
健一

健一