スピカ

プロミシング・ヤング・ウーマンのスピカのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

復讐エンターテイメントというキャッチコピーついてますが、痛快ではなく、ひたすらに考えさせられる内容でした…他の方のレビューにもあるとおり男性に観てほしいと言われる気持ちも分かる。

ものすごく感情がジェットコースター🎢
過去の経験から男性に復讐していく展開になるかと思いきや、幼なじみの話が交じりはじめ少しミステリぽくもなり、しかし同級生と再会して幸せを手に入れラブストーリー的なシメで終わるのかと思わせたところに「過去を忘れたとは言わせない」と言わんばかりのぶん殴られ感。復讐に燃える人は最後の最後まで予測できない。終わりなんてない。
私が一緒に行っていればと涙するキャシーも、死してなお真実を明るみに出そうとするキャシーも、どちらも同じ人間の行動と思うと、ひとが1人亡くなることの大きさを感じます。時間が解決してくれるというけれど、キャシーはずっとあの時間に囚われたまま、、

起こしてしまったことを顧みて、贖罪の気持ちを抱いていたのは出てきた中だと弁護士?さんだけでしたね。それがまたなんかリアル。他の人は悪いとも思ってないこと…若かりし頃の日常の一コマだったんだろうな…
みんなに過去があって。その過去は誰からも責められない正当な過去なのかみたいなことも考えてしまった。主題はそこではないのだろうけど、、

キャシー、Driveに出てたあの女優さんか!気付かなかった!!🥺
スピカ

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