とっても面倒臭くて、とっても素敵なお話…
「スタンドバイミー・ドラえもん」シリーズ6年ぶりの続編。製作陣や声優さんも同じで、前作で少し描かれたのび太のその後を描く。
アホやし、ドジやしまぁ共感はできないのび太くんですが、彼が腐らずにやってこれた理由がとても分かる映画。
良い親、良い友達、良い伴侶、そして良いネコ型ロボットに、良いおばあちゃん。のび太にはなりたくないけど、羨ましい程良い人たちに囲まれてるなぁと実感。
特に無償の愛を注いでくれてたおばあちゃんのいろんな言葉は、今作の「ドラ泣き」ポイント。
おばあちゃんの一言一言が素敵で、目を開いたおばあちゃんが可愛いです。
タイムマシンで未来や過去を行き来しますが、そこに関してはあまりややこしくなく観れます。ただ、しっかり映像を観ると分からない伏線的なシーンは、もっかいじっくりみたくなりますね。
躍動的なCGのシーンは、ユニバの「スペファン」でも体感したけど、さすが。のび太の部屋とか家も、作り込まれてました。
大人になったジャイアンやスネ夫はなんかそれっぽくて、しれっと出てるジャイ子☺️
一つ一つのセリフは単純やけど胸に刺さり、「ドラえもん」として観ずとも、十分に楽しめる映画です。
2020年劇場観賞77作目