このレビューはネタバレを含みます
先に良いところを言うと、町のデザインはアジアやら西洋やらをごちゃ混ぜにした面白い雰囲気が良かった(統一性がないとも言えるが)。
あとプペルは全体的にはゴミデザインだけどパーツ一つ一つ見てみると結構面白いデザインをしていた。
途中から露骨に思想強めなパートが入るのも面白かった。中央銀行もうちょっと名称なんとかならんかったんかw
微妙なところは話の整合性がほぼ無いこと。
住民が星の話を露骨に毛嫌いする理由が分からないし、幼少期に星を見たことがあるはずのジャイアンみたいなやつが、星について語るプペルを殴った理由もわからない。そもそも煙をどかして星を町の人々に見せたらなんで外の世界がある証明に繋がるのかもわからない。腐る紙幣っていう面白くできそうな設定も物語に大きく絡んでこないので、もったいないなって感じた。
細かいこと言うともっとも〜〜〜〜っとある。私が聞き逃したところもあるかもしれないけど、設定がスッと頭に入ってこない歪さが始まりからずっとあった。
ラストのクライマックスシーンで父親のポエムが5分ぐらい流れたまま進行するので、クライマックスシーンとポエムどちらにも気持ちが入らなかった。
悪口言いまくってるけど想像していたより良かった。なんかもっと思想が強めの説教くさい映画かと思っていたので。
ところで、あらすじに大冒険ってあるけど大冒険した?