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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりからのrinのレビュー・感想・評価

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中学時代にたまたま出会った2人が恋に落ちて結婚するも、ラファエル(旦那)がオリビア(妻)に目を向けなくなってしまい、2人の関係がすれ違っていく。そんな時に突然、オリビアと出会っていないパラレルワールドで目覚める。という物語。

そもそも、2人の出会いから結婚までの生活が、素敵すぎだった。恋愛映画のカップルによく見る感じではあったけど、やっぱり素敵だった。

作中、ラファエルは何度も元の世界に戻れるよう努力するんだけど、なかなかうまくいかない。
ラファエルの親友が言った、「彼女も、俺も、この世に存在している。それだけで十分じゃないか。このままだとまた何もかも失うぞ。」がすごくいい言葉だった。

最後、オリビアの演奏を聞きながらラファエルは夫婦だった時の記憶を遡る。自己中心的だった自分がしてしまったことを取り返すために、また、自己中心的にオリビアの物語さえもねじ曲げようとしていることに気づくシーン。
「僕の最高の思い出は君を愛したこと」
この一言だけで、どれだけオリビアを愛していたかが伝わる。

相手を傷つけたのも、失って気づいて取り戻したいのも、全部自分勝手なことだよね。
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