小説の神様 君としか描けない物語のあぺのレビュー・感想・評価

監督久保茂明のクサイ所が抜けきれなかったのは残念だが、相変わらずカメラワークは面白い。

俯瞰ショットの多用。
からの地上に舞い降りた神が天空に舞い戻るかのようにカメラが空に登るワークの面白さ。やはりカメラワークが物語を語る映画は映画らしくて面白い。
佐藤大樹が天空を睨みつけるショットもカメラは天に向かって上昇しているが、これこそ佐藤大樹が「小説の神様」を直感的に見つけた瞬間だろう。

VFXがダサいのと、そもそもストーリーもそんな面白くはなかったのが残念　ホントもったいない