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『セードゥ』に投稿された感想・評価

3.0
IDE2020リベンジ上映作品。

え、これ今の世の中許されないんじゃ?

インド映画の悲恋もの。

主人公は学校の会長?とかになってるような人なのに、とんでもない暴力男。
気に食わないことがあればすぐ蹴り飛ばす。

しかもストーカー野郎でもあります。
惚れた女学生を付け回し、挙句の果てには…え、これで惚れる女子いないだろ。

そもそも出会いが最悪なんだけど。
もし僕が女だったらこんな男、絶対ヤだわ。
それともインドではこれが普通なの?

主人公だけじゃなく、女性が暴力を振るわれるシーンも結構あるのでダメだった。

1999年の作品ということを考慮しても何か違う気がする。

一応、時々人助けするシーンを入れて根は良い奴みたいにはしてるけどさ!

しかもこの男、改心しません!

改心して暴力を振るわないと誓ったのに暴力でしか解決できない状況に追い込まれ…みたいなよくあるシチュエーションになるかと思いきや、ちょっとだけ躊躇うシーン以外はボコるのやめません!

主人公はもちろん、登場人物たちの行動がタイミング悪すぎてもう!
あと1回くらい誰かお見舞い行ってあげなよ!

救いのないラスト。
オープニングの楽しそうなダンスはどこへ?!

ヘコみます。
あーしんど。

これインドではそこそこヒットしたらしいけど、この女性に対する扱いおかしくない?!と思う人が増えないとインドの男尊女卑的な部分は無くならない気がする。
待って…なんか…え…何を言えば…?

年下の乙女に恋しちゃったやんちゃなガキ大将(というような年でもないけど)が、恋心をどう表現していいかわからず、暴力など極端な行動を取ってしまう。
けど、根は優しいから、人助けもしちゃう。
そのせいで大変なことになってしまって…………。

超ヘビー級の重い映画と聞いていたけど、始まってみたら、ハッピーダンスとトレドラ風BGMで、ちょっとやりすぎラブコメ。
終わってみたら、しばらく身動きが困難なほど打ちのめされている。

ケンカシーンの殴るSEがリバーブとディレイかけまくった3パターンくらいしかなくて、そこだけコメディだった。
鼠鼠
4.4
容赦なく心をエグる衝撃の問題作。
前半は主人公のストーカーぷりにドン引き、後半はこんな惨い展開よく考えたなってほど、精神崩壊待ったナシな悲劇の連続。己の愛と暴力による報い、もはや地獄。何がってこの内容で音楽とダンス充実してるのがキチってやがる。
ヒロインを拉致監禁したあとに「俺らって結婚すんだろ!?なぁ!?オイ!?」と脅迫して、恐怖に号泣するヒロインに無理矢理Yesと言わせて喜びのダンスをする。その直後に精神崩壊。ヤバすぎて脳が追いつかない。なんなんコレ…?
上映後、閑静な劇場から「私は…何を観たんや…?」と切実な呟きが聞こえたほど。

不思議なことに、私からすると乱暴で強引なストーカー男の報いの物語に感じるけど、どうやらインド人からしたら想い合う男女に悲劇が襲う涙なしには見れない物語らしい。そもそもインドの男性自体がストーカー気質すぎてインド人はこの映画を「一方的で狂気的な愛」と捉えないのかも。怖いわ。

で、その見解を本作を上映して下さったインド映画同好会様にありがたいことに直接お話しを伺ったので共有しておきます。


まず本作はタミルではそこそこヒットしたそうで、のちにカンナダ・テルグ・ヒンディーでリメイクがされたらしい。(しかもヒンディーリメイクはサルマンカーン主演)

上映時間が短く、少額な制作費、当時無名の監督バーラーの1作目、同じく無名だったヴィクラム主演。ヒットどころかフロップで終わっても不思議でない作品が、なぜタミル人の心を捕らえたか、それもハッピーエンドでない作品がどうして受け入れられたか。
それはやはりインド人は本作を“異質”として捉えていたとは決して思えないらしい。
なぜ本作が異質視されないのかという理由の1つに、インドの多様性やその歴史があるらしく、「映画はハッピーエンドであるべきだ」という考え方がある一方、「悲劇のカタルシス」を感じ取るのだそう。悲しい結末も楽しい結末も同じようにカタルシスとして受け入れるんだとか。

タミルの識字率も他州と比べると統計的には劣っているらしく、直接感情に訴えかけてくる作品が響きやすいのもあるのかなと思った。

恋愛の延長で結婚となるのは限られた人達で、大半は未だに見合い婚、まずは同カーストで家同士の都合ゆえ、セードゥのように暴力でしか愛を伝えられなかった男性が、暴力によって脳障害を負わされても、愛だけは忘れなかった姿やセードゥへの愛を死によって貫いたヒロインにタミル人らは深い共感を覚えたのは確かだそうで。
やっぱりその辺は国の背景や環境によって捉え方がまるで違うのが面白い。

この監督は本作のあと、次々と話題作や問題作を生み出し、再びヴィクラム主演の『Pithamagan』『Naan Kadavul』『paradesi』『Pisaasu』と続く。一方、ヴィクラムは本作で脳障害を受ける役から始まり、盲目の歌手役、統合失調症を疑われる多重人格者役、知的障がい者役などでブレイクし、難しい役どころを光らせる演技を見せつけてくれたんだとか。

本当にありがたい情報。
要するに私たち日本人が受け取る衝撃とは違った感情でインド人も衝撃を受けていたわけだ。そもそもインドの女の人は気があっても気がない素振りを続けたりするそうで、恋愛観や恋愛に立ちはだかる障害や“死”に対する価値観が日本人とはあまりに異なるから頭の中が「????」になるのだろう。
ただ心に残るとんでもない映画であることは間違いない。