射程外に置いて後回しにしていたのに、この年末に大笑いの私的ヒット。
実力ある大人が真剣におかしなものを作る面白さがあって終始笑っていた。
真剣な眼差し演技を滑舌の甘さがぶっ壊していたクォンサンウ俳優の欠点を魅力に変え、衰えない肉体と健全なイメージ、ブレない体幹からアクション場数感まで、最強エージェントジュンは彼しかできないと説得力ある唯一無二のキャスティングだった。
漫画オタクで要員って最高にネタ持ってるのに活かせてないガッカリ時期のヨレヨレ感もリアルで笑
演出力もありましたねー。
導入冒頭はカラッと流して、ヤケになるところで鮮やかに転換、見せ場を散りばめてからの、主演俳優出世作「美しき野獣」の壮麗な殉職シーンを盛大にパロってくる大胆不敵さ。
ちまちまとしたキャラの絡みとダイナミックで精巧なアクションのコントラストもじわじわ笑えてくる絶妙な演出力。
スパイコメディの良いやつありました。
エクストリームジョブやEXITと並べていいんではないでしょうか。
