エイプリールフールなので、約4年ぶりに製作中止になった映画を偲ぶ回。


[概要]

放送中の現役ライダーと、前年の先輩ライダーがコラボする冬の仮面ライダー映画。その2020年版として『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に続く、｢令和ジェネレーションズ｣シリーズとして、予定されていた一作。


[解説]

2009年冬から始まった｢MOVIE大戦｣シリーズ。

2世代の仮面ライダーが共演を果たす夢のシリーズは毎年の恒例となり、2016年には｢平成ジェネレーションズ｣へ規模を拡大した。

5世代以上の仮面ライダーがコラボするヒーローの大集合映画となり、ファンからも絶大な支持を受けたこのシリーズは2018年冬の『……Forever 』で完結。

続く、新たなシリーズとして、予定されていたのが、｢令和ジェネレーションズ｣だったと思われる。

しかし、2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、夏に公開予定だった｢仮面ライダーゼロワン｣の単独劇場版が冬にずれ込む形となった。

その結果、この企画はなくなり、その代わりとして"｢仮面ライダーゼロワン｣長編映画+｢仮面ライダーセイバー｣短編映画"が同時上映されるという、イレギュラーな上映形式となった。

次年度となる2021年の冬には『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』として、恒例の冬映画が復活。

"ビヨンド・ジェネレーションズ"という言葉が象徴するかのように、以降は"ジェネレーションズ"というシリーズ名に囚われず、『……MOVIEバトルロワイヤル』や『仮面ライダー THE WINTER MOVIE……』といった異なる名称で冬映画が作られることとなった。

しかし、2024年、長年続いてきた冬映画は一時休止。

その背景には、東映の働き方改革による映画の製作本数減少、近作の興行不振、配信用スピンオフ作品の製作増加などがあると言われている(参考のリンクに基づく)。

ちなみに、その代わりといってはなんだが、2024年の11月には『劇場版 風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』(｢仮面ライダーW｣の後日譚を描いたアニメの劇場版)が公開、2月には『仮面ライダーガッチャードGRADUATIONS』(ここ数年、恒例化しているTVシリーズ後日譚を描くVシネマ枠の劇場公開企画)が公開された。

果たして、｢令和ジェネレーションズ｣シリーズが実現していれば、冬映画の方向性は変わっていたのだろうか？

2世代のみならず、年々、他世代の仮面ライダーたちも客演していたのだろうか？(そもそも令和ライダーは一世代のライダー数が多い印象もあるが。)

平成ジェネレーションズの"平成ライダーとは何か？"というメタフィクション的な視点を引き継ぎ、"令和ライダーとは何か？"を探求する物語になっていたのだろうか？

想像は膨らむが、何はともあれ、今後の仮面ライダーシリーズがどうなっていくのかにも注目していきたい。


参考
映画『仮面ライダー　令和ジェネレーションズ』2020年冬に公開！夏映画も決定｜シネマトゥデイ
https://www.cinematoday.jp/news/N0113043
(発表当時の記事。仮のロゴも確認することが出来る。)

冬映画シリーズ (ふゆえいがしりーず)とは【ピクシブ百科事典】
https://dic.pixiv.net/a/%E5%86%AC%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
(近年の仮面ライダーガチファンが書いていることがよく分かる優良ページ。2024年の冬映画についての動向はここを参考にしました。勉強になりました。)

• #仮面ライダー令和ジェネレーションズ
• #劇場版風都探偵-仮面ライダースカルの肖像-
• #仮面ライダーガッチャードGRADUATIONS
• #シリーズ:仮面ライダー
• #シリーズ:存在しない映画たち

あらら・・・
制作中止か・・・。
残念。

最後にオーマジオウが全二次創作ライダー召喚する所激アツ