伝説と呼ばれてるくらいの日常があった学生運動時代の中でも、こんなことがあったんや!と関心をひかれる事件がこのドキュメンタリーだ。
それだけ関心がある俺でさえ、何話してるかわからんくらいのジェネレーションギャップがある中で、ときの作家や専門家、当時関わった全共闘や楯の会御本人が解説をしてくれることで理解が深まる作品。
ただ本当に情熱と行動、言論が飛び交うカオスな中で、若者たちが熱狂した政治の時代は時折難しく、それでいて憧れるのは幕末にも似た社会をひっくり返せる可能性が少しでもあったからだろう。
これはほんの少し前のこの国の出来事であることの実感を感じさせてくれる時間になった。