Renton

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のRentonのレビュー・感想・評価

4.0
分断され目の前の現象に反応するだけでなく、連続した歴史の文脈を知り、現代を生きる自分を取り巻く社会を長尺で理解する一助になればと思い、鑑賞した

タイトル、構成は対立構造を作り、論戦プロレス的なエンタメ色を打ち出しているが、太平洋戦争、GHQによる教育の刷新、安保闘争等、当時の根底から揺らぐ日本国の実存に憂う日本人が、立場は違えど、多くいたことが分かる

東大全共闘にしても、搾取される研修医の待遇改善に奮起した医学部生に端を発したもので、政治的に一枚岩というわけでは全然無かった

三島由紀夫という人間の輪郭を垣間見れた
芥さん渋いな
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