にこたま

耳をすませばのにこたまのネタバレレビュー・内容・結末

耳をすませば(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジブリの耳をすませばが好きなので全く期待しないで見たためなのか、結構良かったです。
ストーリーは原作もジブリも完全踏襲していなくて、私としてはそれがよかった。ストーリーに工夫が凝らしてあってオリジナリティをも感じさせられてとても面白かった。
ジブリの「耳をすませば」も原作と全然違うし、映画にオリジナリティがあったのはなるほどと思わせられた。
そして、かなり上手い俳優さんばかりで固められていてその贅沢感、安定感といったらない。脚本も演出もしっかりしていてかなり私は映画として満足!
評価割れるのかなとは思うが、自分はうまく作ったなと思いました。
だいぶ大人になってしまった自分ですが、若かりし頃の青春や20代前半の頃が心にかすってくる感じでとても良かったし、テンポもよいし、純粋で元気でちょっと情緒不安定な若者が良いし、脇役たちも味わい深くて、そういうので満足。カタルシス的なのもちゃんとある。

「翼をください」か〜と思ったけど、あの時代の話ならば確かに「翼をください」なんだと思った。とにかく「翼をください」はかなり多くの小中学校で歌われていた歌なのだ。私もしこたまみんなで歌いましたよ。
カントリーロードなんて、ジブリ見るまで知らなかったくらいで…!
しかしながら、80年〜90年のあの頃(映画の設定もその頃でしたが)を、ガチで10代で過ごした自分にとって、あの水の波紋の心の象徴的映像は、はごろもフーズの宣伝にしかみえなかった(笑)それだけが気になった(笑)てか、わざとなのかね。
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