トムトム

G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズのトムトムのレビュー・感想・評価

1.4
2の段階で兆候はありましたが完全にニンジャムービーになってかえってきた「GIジョー」シリーズ第三弾です。

いやホントにGIジョーって今、忍者なんですか?

密かに期待していたので落胆しています。

仮面つけてバイクに乗るニンジャということで「仮面ライダーZX」みたいなん期待していたんですが……

2の続編ではなくシリーズの人気キャラ・スネークアイズのオリジンであり1番過去の話です。

スネークアイズが主人公という事で苦節12年顔出しセリフなしで頑張ってきたレイ・パークがようやく日の目を見るのかと思いましたがヘンリー・ゴールディングに役者変更されていて少し悲しかったです。

さらにシリーズ1の愛されキャラであるストームシャドーもイ・ビョンホンからアンドリュー・小路に変更。

……いや……なんと言うか……華が全く無いと言うか、映画序盤で殺されるモブ顔というか……まあでも本名・嵐影富三郎という感じは出ていましたね。

簡単なストーリーのはずが脚本が適当で人物の行動や感情が無茶苦茶すぎて逆にめちゃくちゃ難解で飲み込みにくい展開が続発します。

こんなもんスネークアイズは即斬首でしょ。
これで叱責されたら、そらトミーさんも出奔しますわ。

アクションが見どころのはずですが手持ちカメラがあまりに動きすぎて何をやっているか分かりにくいところが多く、単純に気持ち悪くなってしまいました。

とんち合戦みたいな3つの試練も退屈でしたね。

谷垣健治さんが第二班の監督をしていたようですがネオン街や終盤の城でのアクションあたりでしょうか。

富士山の横にある空港やみんな日本刀持っているヤクザや不思議の街トーキョーなどのトンチキ日本描写は大好きなのでそこは良かったですね。

「GIジョー」というよりは「燃えよデブゴンTOKYO mission」や「唐人街探偵 東京mission」を見ているような感覚でしたね。

イコ・ウワイスの無駄遣いにも程があります。
やるなら「唐人街探偵 東京mission」のトニー・ジャーくらいのはっちゃけた感じが見たかったですね。

ラストの味方達が横並びで構えを取るシーンのダサさは筆舌につくしがたく、スクリーン前で恥ずかしくて悶絶してしまいました。

こういうダサカッコイイシーンは大好きなはずなんですがダサさが上回ってしまいましたね。

1.2で描かれたスネークアイズとストームシャドーの因縁と全く違う話なので独立した話かと思いきやスカーレットやバロネスといった1のキャラクターが出てきて混乱します。

いや、コレやったらストームシャドーさんは2で改心できませんよね。

バロネスのベヨネッタ感や平岳大(cv子安武人)は良かったですね。

今作のエンディングの後トミーさんはビョンホン兄さんの顔に整形しに韓国に向かうんでしょうか。
トムトム

トムトム