割と好きな感じの映画でした。
意識高いぼっち・ざ・ろっく。
他者との交流を通じてこそ自分が見えるという青春ムービー。
山田尚子監督、吉田玲子脚本という外さない黄金コンビにサイエンスSARUが制作という質アニメ確定の布陣だけあって良い作品だと思います。
セリフに頼らず細かい心の機微まで表現するアニメ表現のレベルの高さは素晴らしいです。
百合カップルに挟まろうとする許し難い存在のルイ君ですが、あの感じのサブカル系男子は大学時代にクソ程女遊びしそうなのできみちゃんは距離を置いた方が良いですね。
こういうバンド系アニメは総じて音楽レベルが高すぎます。
高校の時に友人のライブ観に行きましたが、それは酷いものでした。
しかし真の怪物はキーボード初めて数ヶ月であのフレーズを生み出してしまうトツ子。
でもトツ子がちょっと受け入れられない性格でしたね。
乗り物酔いというエクスキューズはあるものの同室の親友達との一生に一度の修学旅行をサボって学外の友達を部屋に呼んで遊んでいたりしたら僕だったら友人関係を見直しますね。
遊びを誘ってもだいたい生返事だし。
それなのにラストのライブで応援してくれる3人は聖人ですよ。
あと隠れているのを誤魔化すために猫の鳴き真似するシーンを久しぶりに見ました。