【やらない善より、やる偽善】
ストーリーは端的に言えば、介護を必要とする祖父が偽善者である家政婦に遺産を騙し取られることを防ぐため、孫があれやこれやと奮闘するというドイツの無声映画。
偽善偽善って言ってるけど、介護放棄してやりたい仕事やってるやつがどうこう言える立場ではない。実際に偽善の上に一つの命が成り立ってるわけやし。あの家政婦が偽善者ならば、孫はれっきとした悪人。
とまあストーリーに関してはツッコミどころが多々あるのですが、1920年代において映画内映画の挿入、ミニチュア撮影など、当時革新的だったであろうアイディアの数々は以降の映画監督たちがこぞって真似をした素晴らしい発明。
この作品は目当ての『サンライズ』への布石ということで。。。
2017-