美術館で座ってみるムービーをやや豪華にした雰囲気でしょうか。
コレクションのシーンもたくさん出てるので臨場感という味付けがほしいなら映画館で見るとなおよいかなとおもいます。
内容は、マルジェラざっくりおさらいムービー。
コレクションに込めた想いと時代背景を解説する部分もありますが、マルジェラの本質に迫る部分を意識的に増やしてるような意図を感じます。(あくまで引退後からのコメントですが)
制作の根本に何があったのか本人のコメントが添えてあり、より人となりを感じることができました。
生い立ちや外部影響(アントワープや交友関係、ギャルソンなど)は、味付けとして、うっーすら触れる位です。
もちろん、ぜんぶ取り扱ってたら尺がおさまらないですが…。
幼少期の話はなかなかよかったです。
あらためてクリエイションを時流とともに追うことで、そういえばここのあたりで好きになったな〜。とか、あれをあのとき買えなくて悔しかったなあ…。などと懐かしい気持ちになりました。
個人的にはビジネスとアートの差について、本人の考えを語ってくれたらよりよかったな思いました。(そもそも差があると思ってないか、そういうのをぶち破ろうとしてる側かもしれませんが)
ジェニーメイレンスが生きていたら、この映画の内容も変わったのかな…。
