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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”のRIOのレビュー・感想・評価

3.8
1988年に行われた初のマルジェラのショー
モデルの顔を布で覆い隠して洋服にインパクトを残す

マルタン・マルジェラが楽しんでデザインしているのが印象に残った
バービー人形に手作りのイヴ・サンローラン風JKを着せていたのは可愛いかった でもアヴァンギャルドな雰囲気を醸してる
お婆ちゃんの残した端切れを使って服のデザインをしたスケッチブックは最高でした
シルエットで大切にしているのは肩と靴
肩はアティチュードで靴は動きなど美的感覚を語りかけてくる

93年春夏アーティザナルラインの舞台衣装のデザインは素晴らしい

今までに見たことのない靴を生み出す頭の中には来日した時に見つけた足袋作りの職人の姿
そこで柔らかい足袋にヒールを付けてみた
足袋をモチーフにデザインされたスプリット・トウは初めて見た時の衝撃
1989年のデビューコレクションでモデルたちが赤いペイントの上をタビシューズで踏みマルジェラの執念の跡を白いランウェイの上に残していった
その後にその紙をまたまた着てました

マルジェラが思い出のBOXから大切に仕舞った品を取り出して話してくれる
ゴルチエをとても尊敬しているのも伝わってきた
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