ことのは

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵のことのはのレビュー・感想・評価

3.0
【前代未聞!自由と平等は、木鍵によって切り開かれた―。】

南アフリカで反アパルトヘイト組織の青年が、投獄され木の鍵を使って脱獄を試みる実話を基にしたお話。

『スイス・アーミー・マン』を久しぶりに観るかこの作品を観るか迷って、奇しくもどっちもダニエル・ラドクリフ主演作だった。

刑務所内で木の鍵を作って脱獄するという、いかにも映画的な話が実話というからそれだけで面白い。
『ハリー・ポッター』のイメージが微塵もない髭面のダニエル・ラドクリフが、サブタイトルが示すように脱獄までの10枚の扉の鍵を作り脱獄を試みる。

鍵を試しに途中まで行ってみたり、独房に刑務所職員のチェックが入ったりと、ハラハラドキドキ面白いんだけど、どうしても脱獄傑作映画『穴』の、ストイックに穴を掘り続ける音と映像の没入感には敵わない。

それでも、いつ捕まるか分からない脱獄劇は見応え満点だった。
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