HidekiIshimoto

さらばわが愛、北朝鮮のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

さらばわが愛、北朝鮮(2017年製作の映画)
3.5
共産主義国って民族や祖国という言葉の重みがぜんぜん違う感じ。ここに描かれる祖国から捨てられた人々には、より一層重く響いてる感じ。共に産むからこそこの言葉の重みなんだろうに、なぜ共産主義国ってどこも祖国の民族をあんなに弾圧粛正してしまうのかほんとに不思議。祖国から弾圧される人々が何故あれほど祖国を思うのかも不思議な気がする。異国でも真に生きようと決意し、真(ジン)という名に変えたハン・ジンという作家の言葉がドスンと重い。俺もあやかってシン・ヒデキと名乗ろうかと思ったけどなんか違う。激しく違う。そらそうだ。こっちは朝鮮戦争(50年〜53年)軍需で大儲けのおかげでゴジラ(54年作)もウルトラマンもつくれた国なのだった。