シングルの若者たちが集うアパートの住人たちの恋路を描いた作品。
なんせグランジバンドも出演しており、音楽からファッションや雰囲気まで90年代シアトルってこんな感じだったのかなと味わえる。映像のくすんだ感じの色味が良い。
アリチェンのライブシーン見たさで見たけどもちろん超かっこいい。
あの会場で出会った人と恋に落ちるのめちゃくちゃいいな…
ひどい失恋で恋愛に抵抗を持っていたり、素直になれなかったり、奔放なミュージシャンに心酔していたり、理想の恋人探しに躍起になったり、、、と色んな人物が恋に悩む。
恋愛系は最後の無理矢理感で興醒めすることがあるけど、この作品は自然な流れでそれぞれいい形で終わって良かった。
こういう恋愛群像劇を見てると、誰と恋に落ちるか、よりも誰とどういう流れでどういう関係築くかなんだなと思わせられる…
マット・ディロン演じるバンドマンのクリフが、ずっと恋人に対して他にも女いるんだぜって軽くあしらってたのに、失ってから気づくパターンで、最後 お前は俺をロックさせる 的なこと言ってたのが刺さった。ずるいなぁバンドマン。